カナダ・モントリオールの観光情報

Notre-Dame Basilica of Montréal(ノートルダム大聖堂)

Basilique Norte-Dame(ノートルダム大聖堂)モントリオールの最大の観光スポット旧市街のノートルダム大聖堂。1824年から建築が始まり、1829年に完成した。高さ77m、幅41mの大聖堂はニューヨークから来たアイルランド人、ジェームス・オードネル氏によって建てられた。(彼の棺は今でも地下に眠っている)アメリカにはカトリックの巡礼地がないため多くの巡礼者がここに集まる。

このノートルダム大聖堂は旧市街の街を歩けばすぐに気づくだろう。正面には大きな高い塔が2つある。向かって西側(右側)の塔は「忍耐」、東側(左側)の塔は節制を意味している。西側の塔には10.9トンもの大きな鐘がついていて、これを鳴らすのには当時大人12人がかりだったそうだ。この鐘を鳴らすと約、34キロ先まで離れた所まで聞こえるらしい。

Basilique Norte-Dame(ノートルダム大聖堂)そして圧巻なのは建物の中に入れば一目でわかるコバルトブルーの祭壇だ。入った瞬間思わず息をのむ程の幻想的な光景がそこには広がる。薄暗い聖堂の中に浮かび上がるコバルトブルーの祭壇は、差し当たり蜃気楼か竜宮島とでも言った所だろうか?祭壇に近づけば数々の銅像が目に入る。真ん中、一番上の銅像はマリア様がキリストに冠をかぶせてもらう場面。その下の銅像はキリストが十字架にかけられてる場面。これを見ただけでも厳粛した気持ちなってしまうのではないだろうか。

ホール中央左側にあるらせん階段は当時マイクが無かったので説教壇として使用されていた。これは1本のくるみの木から手彫りで作られているそうだ。また、音響効果を良くするために入り口から祭壇に向かって下り坂になっている。

さらに祭壇の側まで行ったらクルっと後ろを振り返って上を見て欲しい。ノートルダム大聖堂のもう一つの見所、約6千本(おそらく5,772本)で作られたパイプオルガンである。建物全てを覆いかぶさるような迫力のある光景がそこには見られる。そして天井を見上げれば23カラットの金からなる星が、約3万6千個もちりばめられているのだ。

そして左右に広がるステンドグラス。正面向かって右側はフランス人のメゾヌーヴが創設したヴィル・マリーの街(旧市街発祥の地となる)から、1829年ノートルダム大聖堂の完成までの歴史が、左側はモントリオールの歴史に貢献した人物、モントリオール初の看護婦Jeanne manceや、Hotel Dieu(病院)の設立者などのが描かれている。2階のステンドグラスは旧約聖書の話に基づく。

さらに奥へと進み祭壇の裏側にある金の礼拝堂も是非ご覧頂きたい。チャペルは金色一色の華麗な装飾。正面にある彫刻は人間の一生を表し、誕生、人生、死の3 段階に分かれる。(カナダ人の彫刻家、チャールズ・ドーデリンによるもの。)ちなみにこの金の礼拝堂はカナダ出身の歌手、セリーヌ・ディオンが結婚式をあげた所でもあるのだ。ちなみに結婚式をするには1年以上前からの予約がいるとの事。